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[UI/UX] インターフェースデザインの心理学 を読んで心に残った5つ

前も記事にしたこの本について再び。
前記事 – [UI/UX] インターフェースデザインの心理学がめっちゃ読みやすい

やはり、読めば読むほど面白いですこの本。

この本で紹介されている URL をまとめてあるサイトがありました。
インタフェースデザインの心理学 — リンク集 — マーリンアームズ

サイトを見ながら読むと更に理解が深まりそうです。

ただ読むだけじゃもったいないので、心に残ったところをその時の自分の思考と共に定期的にメモしようと思いました。

以下、2013年2月段階で、私が特に心に残った5つ。
また1年後とかに再度読み直したら、気になるところも変わってそうです。

12. 文化によって色の意味が変わる(p.27)

当たり前のことではあるんですが、文化によって同じ色でも意味が違う、というのを再認識しないといけないなーと読んで改めて実感。

文化によっての差を表現している図として以下の URL が書籍内で紹介されてました。

参考) デビッド・マキャンドレスのカラーホイール
http://www.informationisbeautiful.net/visualizations/colours-in-cultures/
※画像クリックで本家サイトへ飛びます。

ぶっちゃけ、インフォグラフィック的にはキレイだけど図としては分かりにくいー。。

33. 人は物語を使って情報をうまく処理する(p.84)

コンセプトとかを語るにしても、物語としてうまくはまっていると納得度が高くなる。
物語性のあるものに、人は惹かれる。

参考) メドトロックという医療関連企業の年次報告書
Medtronic, Inc. Annual Report 2010
この会社の製品に助けられた患者が表紙を飾り、この患者の短い物語も掲載されている。

20. 一度に覚えられるのは4つだけ (p.49)

人が一度に覚えられるのは 7±2 つが限界、それを "マジックナンバー7" と習った記憶があります。

しかし、この本に言わせるとそれは都市伝説で、本当のマジックナンバーは "4" なのだそうです。
ずっと "7" を信じてきたのでビックリです。

4 以上の数を覚えたいときはグループ化させることで記憶力を補うことができます。

例えば、電話番号がその代表例で

03-XXXX-XXXX

4 つ以下の数字の固まり (チャンク) を 3 つ覚えればいいので覚えやすくなる、と言った具合に。

51. 報酬に変化があるほうが強力(p.135)

報酬を与えるスケジュールは 2 種類

固定比率スケジュール
一定間隔で報酬を与えるスケジュール。

変動比率スケジュール
平均的な比率は固定と一緒だが、予測は不可能な間隔で報酬を与えるスケジュール。

変動比率スケジュールで報酬を与えた場合の方が、高い頻度で反応が帰ってくる。

その最たる例がカジノやパチンコ。
変動比率スケジュールで勝ちをコントロールされている。
客には予測不可能なので、いつ勝てるか分からないためたくさん反応 (お金をつぎ込む) してしまう。

つまり、人って変化があったり予測できないほうがモチベーションが上がるってことなんでしょうね。

固定スケジュールでも、毎回か一定数でも反応が変わる

また、固定比率スケジュールの中で更に

連続強化
行動が起きるたびに刺激が与えられる方法。

定率強化
決まった反応数に対して刺激が与えられる方法。

と分けられるそうで、"定率強化" はまさに foursquare 等で見られるスタンプ機能そのものだ!!

毎回もらえる "連続強化" じゃなく、何回かに一回もらえる "定率強化" を基準に報酬を与えたほうが人は食いつくそうです。

本の中で Dropbox の例がでてて、Dropbox は友人を紹介するたびに容量が貰える "連続強化" でユーザに報酬を与えているが、実は X 人紹介したら容量が増えるという "定率強化" 式に切り換えた方がユーザの反応は良くなって Dropbox にメリットが増えるだろう、という考察があってなるほどなーと思いました。

58. 近道は簡単に見つかるときにしかしない(p.157)

たくさん便利機能を入れても、すぐに見つからなかったら結局使われない。
わからないものは(知らないものは)使われない。

いかに初期段階で分かりやすく近道へナビゲーションしてあげられるかが肝心。
だからといって項目を全部見せて、ユーザーに最初から選ばせるのはよろしくない。難しい。